キンクマ(ゴールデン)ハムスターの生態について調べました。
キンクマハムスターとは
キンクマハムスターはゴールデンハムスターを品種改良させた種類で野生に存在するハムスターではありません。
キンクマハムスターと呼ばれてはいるが、ゴールデンハムスターの中でもアプリコット色の個体をキンクマハムスターと呼んでいるだけらしいです。
アルビノの白いライオンをホワイトライオンと別種のように呼んでいるようなもんでしょうか。
名前の由来はアプリコット→キン(金)、熊顔?→クマ、という見た目でつけられた適当なもの(一説)。
要はキンクマハムスターはほぼゴールデンハムスターってことなんですが、キンクマって名前の響きが可愛いし、見た目とマッチしていて馴染んでるので、キンクマはキンクマでいいと思います。ゴルハムと呼ぶには可愛すぎる。
ゴールデンハムスターの不思議
ゴールデンハムスターが野生で発見されたのは1930年にシリアで1匹の雌と12匹の仔だけ。それ以降、野生種は発見されていないらしいです。
つまり、私が飼っているキンクマも誰かが飼っているゴールデンハムスターも全てその1匹の雌から始まっていて、全てその雌の子孫となります。
絶滅寸前だったものが偶然見つけられたのか、それとも突然変異だったのかわかりませんが、いずれにしろ1930年のシリアで見つかっていなければ、だれ一人としてゴールデンハムスターを飼っているひともいなければ、見たこともない、存在すら認識されていなかったでしょう。
それがここまで爆発的に増えてみんなに愛されているというのは不思議な運命ですね。
キンクマハムスターの特徴
視力
ハムスター類は近視であまり目がよくありません。30cmくらいしか見えてないようです。
嗅覚
目が見えないぶん人間の40倍くらい鼻が効くみたいで、飼い主の匂いをちゃんと覚えててくれます。
触覚
視力の代わりヒゲが発達してます。新しい餌なんかはヒゲで確かめて気に入らなければプイッとします。
頬袋
餌を貯めたり、巣材を運んだりするのに使います。
異次元ポケットみたいにどんどん入っていくのが不思議なんですが、頬袋に貯めてる時に触ってみると、けっこう首の後ろくらいまでゴツゴツしてるんですよね。横だけじゃなくて奥まで袋が続いてるからあんなにいっぱい貯めれるんですね。
臭腺
最初は臭腺のことを知らなくて、腫瘍だと思って大慌てしました。匂いを分泌して縄張りを、示したりするらしいですが、臭いと思ったことはありません。ハムスター同士にししかわかんないんでしょうね。
前足
前足は器用にできているみたいで、ひまわりの種なんかは上手に転がして剥いていきます。人間みたいで可愛いですよね。
キンクマハムスターの性格
キンクマハムスターは温和でおとなしい個体が多いです。
噛まれたことは一度もないですし、鳴いたこともありません。
他のハムスターのようにちょこまか動いて落ち着かない種類とちがってどっしりかまえてゆったり暮らしてます。
キンクマハムスターの知能
キンクマ(ゴールデン)ハムスターは小型のハムスターに比べて少しは頭が良いです。
トイレも覚えてくれるし、飼い主のことを認識してくれます。
また、脱走できる場所を覚えたりすると何度も脱走を繰り返します。
夜中に脱走して足に乗ってたときは、びっくりしましたが、ゆるふわフェイスに癒されました。
キンクマハムスターの繁殖
私はまだ経験がありませんが、増やそうと思えばわしゃわしゃと増えるみたいです。
出産は体に負担を与えてしまうので、目的もなく繁殖させるのは控えた方が良いでしょう。とくに、高齢や肥満のハムスターは体が耐えれないかもしれないので気をつけてください。産む方も育つ方も命がけです。
ハムスターの繁殖は一年中可能ですが、もし繁殖させようと思うのであれば気候の穏やかな春か秋が良いでしょう。
キンクマハムスターの金玉
オスの金玉が超でかいんです。とくに夏場なんかは放熱するためにぶりーーんと出てます。
うちのはむむも病気かと思ってYahoo!質問箱を覗いてみると、同様に病気かと思って病院に駆け込んだ人がたくさんいるようで、デカすぎるだけかと思ってホッとしました。
でも実際に病気で肥大している可能性もありますので、キンクマのキンタマはよく観察しましょう。
オスとメスの違い
生後1ヶ月に満たないと判断が難しいのですがオスとメスの見分け方は、生殖器と肛門の間が短いのがメスで、生殖器と肛門の間にタマがあるのがオスです。成熟すれば金玉がぼろりーんと出てくるので一目でわかります。
また、オスとメスで性格が少し変わります。
メスは気が強くて好奇心旺盛な個体が多いですが、オスは大人しくて臆病で甘えん坊です。
これはどの動物も共通して言えることなのですが、メスは自立して子供を育てる必要があるので、気が強くなる傾向があります。
もしも、はじめてのキンクマを飼うときはオスの方が慣れやすくて飼いやすいかもしれません。
キンクマハムスターの飼育に必要な環境
キンクマハムスターは小型のハムスターと比べるとけっこうでかいです。
なのでそれなりのスペースがないとストレスを感じてしまいます。
目安としては、奥行き:45cm×幅:60cm×高さ:30cm。
私が今使ってる衣装ケースのケージがそれくらいですが、それでも狭いような気がします。
衣装ケースケージの作り方は今後の記事で書いていきたいと思います。
キンクマハムスターは初心者でも飼いやすい
キンクマハムスターはとても飼いやすい動物です。しかも可愛いし、なつくし、文句のつけようがありません。
もし、一人暮らしで寂しい思いをしている人がいるとしたらキンクマハムスターを飼育してみてはどうですか?
クシクシ可愛いですよ。
コメント
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