ハムスターがフラフラしたり転んだりして真っ直ぐ歩けないのは脳の病気の可能性がある

ハムスター
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

最近、我が家のハムスターの様子がぎこちないなぁと感じるようになり、加齢のせいかと思っていました。
それから数日すると左右にフラフラ揺れて真っ直ぐ歩けなくなり、頻繁に転ぶようになってしまいました。
結果としては、動物病院に行き適切な治療を行うことで無事に回復しましたのでご報告をさせていただきたいと思います。

スポンサーリンク

ハムスターがフラついて転けるので病院に連れて行きました。

緩い斜面では頻繁に転び、平地でも平衡感覚が保てないようで真っ直ぐ歩けなくなっていました。

後日動物病院に連れて行き、病院の先生が動きを確認したところ
脳障害の可能性があるとのことでした。

脳障害にも様々な原因があり
脳炎、腫瘍、メニエール病、脳梗塞などがあるそうです。

脳炎の場合はステロイドが効く可能性があり腫瘍やメニエール病の場合でも効果がある可能性があるが、脳梗塞の場合だとステロイドの効果は無いとのことでした。
テロイドが効かない場合は予後がない。
つまり、我が家のハムスターは寿命を迎えてしまうことになります。

抗生物質とステロイドを処方してもらい、薬が効くことを願いながら動物病院を後にしました。

ハムスターの脳障害の闘病

今回投与する薬は小さいスポイトのような容器に入った液体の薬です。
投与の方法は、ハムスターの首の皮を掴み仰向けにして、指定された回数を滴下します。
甘い薬なので口に入ってしまえば、うまうましてくれるんですが。
掴まれている間はイヤイヤするので慣れないと投与するのも一苦労です。

翌日、まだまだ挙動不審のような動きをしていますが、転ぶことは格段に減りました。

薬の投与を続けるうちに徐々に動きのぎこちなさはなくなっていったように感じました。

ハムスターの脳障害の回復

闘病中は体力を奪われているのかほとんど寝ているような状態でしたが、薬の投与から一週間もするといつものハムスターらしい活発で愛くるしい姿に戻りました。

ステロイドと抗生物質効いたようで、これで一安心です。
薬の効果もあるとは思いますが、ハムスターのような小さな生き物の生きようとする力には感銘を受けました。

脳障害のハムスターの再診の結果

動物病院に行ってから一週間経ちましたので再診に行ってきました。
ステロイドの効果があったので、脳炎だったのではないかという結果でした。
これからは薬の量を少しずつ減らして完治を目指していきます。

ハムスターの脳炎の原因

ハムスターの脳炎に関して研究している人自体がいないので詳細な原因まではわからないのですが、高齢のハムスターではよく見られる病気のようです。
もともとハムスターやウサギなどの多くの動物が雑菌を保有している個体がほとんどで、加齢などで免疫力が低下した時に細菌の繁殖が抑えられなくなり炎症が起こることがあるそうです。
どんなに清潔な環境にしてもそもそも保有している細菌を免疫力で抑えられなくなってしまえば発症してしまいます。
ハムスターの寿命は2年〜3年と言われていますが、我が家のハムスターも寿命を意識する年齢となっているのでこれからも気が抜けません。

ハムスターの脳炎の完治

我が家のハムスターがいつもの愛くるしい姿に戻ったのですが、薬の投与は続けて行く必要があります。
薬を投与している間はハムスターが元々体内で生成しているホルモンをステロイドで補っているような状態なのですが、その間はホルモンの生成を停止します。
急にステロイドの投与を辞めてしまうと、翌日から細菌に対してノーガードになってしまうので、少しずつステロイドの投与を減らして細菌に抵抗するためのホルモンを生成する準備をしていかなければなりません。
これから一週間で少しずつステロイドの投与を減らして自らの抵抗力を高めてもらい完治となります。

ハムスターの治療費

病気にもよるとは思いますが、我が家のハムスターは初診でしたので薬代含めて5000円いかないくらいでした。
我々人間は当たり前のように健康保険を使って安い治療時で済んでいますが、ペット保険にでも入っていない限りそれなりの金額を支払うことになります。
個人的な感想としては、よくそんな安い金額で動物病院を運営できるなと思いました。

日本で健康保険を払っている人は健康保険によってかなり安く受診することができるので、医療にかかる費用が麻痺していて当たり前のように高額な医療を過剰に受けることができます。
しかし動物病院は保険も効かないばかりか研究の進んでいないためにより曖昧で難しい医療をしているように感じました。

私は、この金額で治療をしていただける動物病院に感謝するべきなのではないかと思いました。
我が家のハムスターを治療していただきありがとうございます。

生きようとするエネルギー

「命は平等」なんて言葉は綺麗事にしか聞こえませんし、命というのは物質でも何もない概念でしかありません。
しかし、今回のように我が家のハムスターが病気したことによって、どんなに小さな生き物でも生きようとする力は人間と同等、もしくはそれ以上のものがあるように感じました。

我が家のハムスターは遠くない未来で寿命を迎えることでしょう。
たかがハムスターでありペットかもしれませんがその運命に争う力には尊敬に値するのではないかと思います。
その時が来るまで、愛らしい姿を愛でたいと思います。

コメント

  1. 翔大 より:

    初代のハムスターがまさにこんな歩行していました…1歳10ヶ月くらいから歩行がおかしくて…地方の動物病院ではビタミン剤くらいしか治療してもらえませんでした。2歳2ヶ月くらいまで転び続けてながら生きてました。

    こんなに回復したハムスターがいたと5年前の自分が知っていたら…と悔やんでなりません😢
    貴重な情報をありがとうございました!