毎日癒してくれるペットですが、臭いに困らせられることがあります。
まぁ臭いくらい慣れてしまえば大丈夫という人もいらっしゃるかもしれませんが、悪臭は鼻が慣れてしまっても、脳にストレスを与え続けるとも言われておりますので臭いがしないに越したことがないんです。
そこで我が家で使っている高コスパの消臭方法をご紹介します。
ペットの気になる臭いはミョウバン水で消臭しよう
ミョウバンと言われても普段使うものではないのでピンとこないかもしれませんが、漬物の発光剤や麺のかんすいにも使われている身近なものです。
これ水で溶かしたものが消臭剤として絶大な効果を発揮します。
薬局で安く買えますしコスパも高く、様々なものに使えるばかりか安全性も高いので我が家では重宝してます。
我が家ではハリネズミを飼育していて結構な量の糞尿をするので週末になると悪臭が漂っていたのですが、ペット用のゴミ箱や臭いの箇所に使用するだけかなりので臭いが軽減されました。
消臭効果絶大のミョウバンとは
ミョウバンは無水硫酸カリウムアルミニウムという天然の鉱物です。
なぜミョウバン水がペットの悪臭を抑えるのか
臭いは大まかに酸性臭とアルカリ臭に分けられるのですが、一般的に悪臭と言われるものの多くはアルカリ臭です。
アルカリ臭として代表的なものはトイレの臭いや動物の糞尿、生ゴミの腐った臭いなどですが、ミョウバン水は酸性なのでそれらのアルカリ性を中和することによって消臭する事ができます。
ペットの消臭だけでなく、ワキガ予防や靴の臭い消しなど様々なアルカリ臭にも活躍します。
ミョウバンの危険性
添加物に過剰反応する方がいらっしゃいますが、どんなものでも過剰に摂取すれば体に影響があるのは当然です。
ミョウバンには成分中にアルミニウムが含まれているために人体への影響があるのではないかとも言われていますが、今回は食べるわけでもペットに直接吹きかけるわけでもないので気にすることはないと思います。
ミョウバン水の作り方
ミョウバン水に必要なもの
- ミョウバン(薬局)
- ペットボトル500ml
- 化粧水スプレー(100均)
- 水道水


薬局で数百円のミョウバンを買ってくる以外はどこでも手に入れる事ができます。
それではミョウバン水を作っていきましょう。
ミョウバン水の原液を作ろう
ミョウバンは溶けるのに2日ほどかかるので、原液を作ってそこから化粧水ボトルに小分けして使うことになります。
まずは500mlのペットボトルにミョウバンを15~20g程度入れます。
もし1リットルのペットボトルで作るなら30gくらいです。
使い切る前に悪くなるので500mlで作ることをおすすめします。

水道水を入れてペットボトルを振りましょう。
ミネラルウォーターは腐りやすいので、塩素が入っている水道水を使うことによって腐りにくくなります。

常温でもいいですが水が腐りやすいので冷蔵庫で保管しましょう。
誰かがカルピスと間違えて飲まないように注意書きをしておくと良いです。

このまま冷蔵庫で2日ほどすると寝かせて無色透明の液体になったらミョウバン水の原液の完成です。

ミョウバン水の原液を希釈しよう
ミョウバン水の原液は濃いので10倍〜20倍に薄めて使いましょう。
少量を化粧水ボトルに入れて水道水で薄めるだけで大丈夫です。

これを臭いの気になる箇所に噴射するだけでアルカリ性の悪臭を中和する事ができます。
ミョウバン水の使用期限
厳密ではありませんがミョウバン水の原液は常温で3ヶ月以上持つとは言われていますが、少なからず劣化や腐敗すると思いますので冷蔵庫で保管することをおすすめします。
希釈したミョウバン水は腐りやすいので1週間程度で使い切るようにしましょう。
もし使用期限が近づいたら風呂に入れたり、洗濯物の柔軟剤と一緒に使ったりすると消臭効果を余すことなく使う事ができます。
ミョウバン水の効果
ミョウバン水を使うまでは市販の消臭剤を使っていて、じゃぶじゃぶ振りかけているとすぐ無くなってしまうから量を制限してチマチマ使っていたのですが、ミョウバン水は数百円のミョウバンで何リットルも使えるので気兼ねなく使えます。
また、洋服や靴、人体など様々な箇所に使えるので重宝しています。
人のアルカリ性の臭いが染み付くソファなどの洗う事が難しい家具に使うと効果的です。
安全性の高いものですのでスキンケアに使ったり、風呂に入れたりと活用法は沢山あるみたいですよ。
大人ニキビに効果があるらしいです。
ミョウバン水の注意
希釈したミョウバン水は人体に影響は無いとはいっても体の小さな動物に対しては影響が無いとも言えません。
ですのでペットに直接噴射するようなことはしないでくださいね。
肌の敏感な人はミョウバンが合わないかもしれないので手の甲などでパッチテストをしてから試してみてください。
また、ミョウバン水は酸性ですので傷口はしみて痛いかもしれません。
安全なものですが用法容量を守って正しく使いましょうね。
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