このブログを始める前にセキセイインコを飼っていたのですがその時に鳥かごを自作DIYしたのでご紹介したいと思います。
セキセイインコや文鳥で使えるケージを自作してみた
まずはセキセイインコや文鳥を買うために鳥かごを確保しようと思ったんですが3,000円~5,000円くらいの安いものは小さくて作りが甘い、私が納得できる上等な大きい鳥かごは10,000円以上するので財布の紐が緩まない。
なにより鉄製の鳥かごがなんか映えないなぁと思っていたので木製のケージを自作することにしました。
ホームセンターで材料の調査
おおまかなイメージが出来たらホームセンターで使用する木材をチェックしにいきます。
今回はこの3mm竹ひごと910x9x9mmの角材をベースで考えてきたいと思います。
他にも必要になるものがあるかもしれませんので使えそうな木材のサイズをメモしておきましょう。きっちり寸法取りしておかないと出費が増えたり、木材を無駄にすることになってしまいます。
鳥かごの設計図を作ろう
910mmから300mm切って3本、400mmなら2本取れますので奥行きが300mmで高さと幅が400mmくらいの長方形の鳥カゴを作っていきたいと思います。
ということで今回作る鳥かごのイメージはコチラ!
鳥かごの本体
横と縦が400mmで奥行きが300mm。
両サイドにえさと水を交換するドア、中央に出入り口を設置。
鳥かごの足場
上記の本体部分にすっぽり入る380mmx280mm。
頻繁に掃除する必要があるので本体部分とは離脱させました。
鳥かご下皿
毎日シートを交換するので引出し式にして効率化。
紆余曲折ありこの3つのパーツを組み合わせる構造となりました。
鳥かごの自作に必要な部品
必要な部品をまとめたのがコチラ!
いつもは設計図無しなので想定外のことが頻発するので、これだけしっかり準備しておけば問題は起きないと思っていたのですが、結果的に部品が余ったりサイズが合わなかったりしたですが今となっては何が間違ってたのかわかりません。
あくまで参考ですので鵜呑みにすると失敗しますよ〜。
鳥かごを作るために買った材料
購入する材料は 910x9x9mmの木材が8本、1本88円でしたので小計760円。
竹ひごは意外に高いので、ダイソーの3φx360mm20本入りをうまく組み合わせながら購入しました。
3φx900mm6本入り160円が5つと、3φx360mm20本入り100円が2つで小計1080円。
残るは土台となる板が910x450mm768円を1枚。
今回、材料に使った合計金額は 2608円。
けっこう出費がかさみました。
後から既製品買えばよかったと後悔するパターンかもしれません。
鳥かごを作りために必要な道具
電動ドリル
穴開けを手作業でやってたらいつになっても完成しないので、2,000円くらいの激安小型ドリルを購入したのですがトルク弱いし主軸が歪み過ぎてて使い物になりません。
しかも、連続使用するとモーターの焼ける匂いがしてきます!
「安物買いの銭失い」というやつですね。
有名ブランドでも安いものは5,000円くらいで買えますのでBOSCH、RYOBIあたりで信頼のある商品を買いましょう。
ドリルビット3.5mmと4.5mm
竹ひごが3mmなので3mmのドリルビットできっちり作った方がベストだとは思いますがなかなか入らなかったりしたときに削る工程がめんどくさいので大きめの3.5mmで穴を空けます。
4.5mmのドリルビットは可動部に穴を空けるときに使用します。
木工用ドリルビットは3.5mmのサイズがホームセンターに売ってなかったのでamazonで買いました。
木工用ボンド
鳥が食べるとお星さまになってしまうので本来は使わないほうがいいのですが、他に良いものがなかったのでこれで我慢します。
仕上げ時に鳥がかじりそうな部分は削ります。
サンドペーパー
仕上げで表面を滑らかにするために使います。
粒度120番くらいの荒いものでよいと思いますが、目の細かいもので仕上げをするとさらに美しくなるでしょう。
番号が若いほど目が荒くなります。
ニッパー
竹ひごをカットするときに使います。
100均で買えるもので十分です。
ワトコオイル
最後にオイルを塗って乾燥による割れを防ぎ、木目が際立ち深みが増します。
鳥がかじってしまうこともありますのでニス等、化学塗料は使わないようにしましょう。
専用のオイルを使ったほうが長持ちするものが作れると思いますが今回は出費がかさんだので節約してベニバナ油を代用します。
妥協したくない方はワトコオイルをお勧めいたします。
原材料に害があるものを含んでいないので、安心して使う事ができます。
ちなみにオイルフィニッシュで使う油はどんな油でも使えるわけではなく、100%天然由来の「乾性油」を使いましょう。
代表的な「乾性油」はアマニ油、エゴマ油、ベニバナ油、ヒマワリ油などです。
はけ
オイルを塗るために使います。
塗りやすければなんでもいいです。
ホームセンターで材料を揃えよう
ホームセンターには無料で使用でき セルフ工房がある店舗があります。
また木材カットサービスを利用すれば1カットあたり30円~50円ほどでカットを頼めます。
複雑なカットでなければカットサービスを利用したほうが賢明です。
機械でのカットなので切り口はとっても綺麗です。のこぎりでギコギコやってる場合ではありません。
必要なものが揃ったら、できるだけその場でカット等の処理をしてしまいましょう。
今回は細かい部分以外はすべてカットサービスを利用します。
スタッフにわかりやすいようにカットする部分に線を引き、説明書きをつけて渡しましょう。
ろくな説明もせずに丸投げするのは失礼ですし、間違いが起こります。
手書きでよいので必ず詳細な指示書を作りましょう。
土台のカットは複雑だったので断られそうだったのですが無理を言ってカットしてもらいました。
なんと、無理を言ったにもかかわらず、コーナンのアプリをダウンロードすると10カットまで無料だったので、3カット分の90円だけで済みました。
カットサービスが使えない細かい部分はセルフ工房を利用しましょう。
ハンマーやのこぎり各種、やすり等なんでも置いてありますし、店舗によっては電動ドリル(ドリルビットは持参)まで置いてあります。
ここだけで完成してしまいそうですが、他の人の迷惑になりますので長時間の占有は控えましょう。
あとは家で組み立てるだけです!
鳥かごの組み立て
鳥かご本体の側面を組み立てる
部品に竹ひごを通していきます。
下部をボンドで固定し乾いたらサンドペーパーで削ります。
鳥かごのドア部組み立て
天井を重ねるとドアを設置できないのでこの段階でドアを通しておきましょう。
鳥かごの天井組み立て
ボンドで接着するのはすべて組みあがってからにしましょう。
歪んでも調整できなくなります。
各パーツを組み合わせて完成
天井を通して本体は完成。
あとドアもなんやかんやで仕上げる。
鳥かごの下皿組み立て
ボンドでもネジでもなんでもいいので固定します。
本体とかみ合わないようであればやすりで削って調整します。
仕上げにやすりがけ
サンドペーパーで表面を整えていきます。
オイルフィニッシュ
べっとり塗っても浸透するのでしっかりめに塗っていきます。
半日経てば馴染んで深い仕上がりになります。
遊具
オイル乾かしている間に余った木材とハンガーでブランコ作りました。
自作DIY鳥かごの完成
材料の買い出しも含めて1日でなんとか完成しました。
この可動部の得も言われぬ気持ちよさをどうぞご覧ください。
まるでこの木材があるべき形に戻ったかのようなフィット感。
木材がすでに鳥かごになる運命を内在していたかのようです。
今回は材料費が総額2,698円でしたが、廃木材等を活用すればもっと安くできると思います。
もしこれからセキセイインコや文鳥をペットとして飼う予定がありましたら、冷たい鉄柵ではなくぬくもりのある木材の鳥カゴでセキセイインコや文鳥を飼ってみてはいかがでしょうか?
小型のものを作ればインテリアとしても活躍しますし、小学生高学年であれば夏休みの工作の題材にもいいかもしれませんね。
鳥は清潔な生き物ですので衛生面を考えるのであれば掃除のしやすい市販の鉄製のケージを買ってくださいね。
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